トピックス 2012年8月23日掲載 医療基本法に対する見解を発表 <font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font> 後で読む さる8月23日(木)、歯科医師会館において日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。 席上、大久保会長は日歯が8月7日付で発表した「医療基本法に対する見解」について概説した。同見解では策定に関する議論が進められている「医療基本法」について、「医療は国民と社会にとってどのような存在であるべきか」という概念を中心に「歴史」「社会思想史」「経済」の3つの視点から医療のあり方について触れており、策定にあたっての提言では「基本的な考え方」「目的」「精神」「国民皆保険制度」の4つに分けて示されている。 大久保会長は、今後の医療のあり方について「国民と医療者と行政関係者も含めて、さまざまな分野の人たちが自分自身の問題として考える『場』をつくるべき」と主張した。ただし、今回の見解は大まかな概念を示しているため、今後は具体的な議論の進展に即した提案を展開していくとした。