2012年8月26日掲載

<font color='green'><b>第12回DHサミット開催</b></font>

<font color='green'><b>第12回DHサミット開催</b></font>
 さる8月26日(日)、国際英語学校代々木教会ビル(東京都)において、第12回DHサミット(小林明子代表/小林歯科医院・歯科衛生士、歯科技工士)が「ライフステージから学ぶ~成人期・30~40代~」をテーマに開催され、約30名の歯科衛生士、歯科医師が参集した。  この1年、本会は成人期をテーマにしてきており、今回は30~40代の症例が集められ5名の会員が発表した。この年代は自分の健康よりも仕事や育児などを優先しがちである。また全身疾患に罹患する方もおり、歯周病の進行も見られてくる時期。ケースプレゼンテーション後、このような患者にどうかかわれば口腔の健康に寄与できるかなど、参加者からの意見や、グループディスカッションなどをとおして終日にわたり話し合われた。  最後に登壇した品田和美氏(歯科衛生士・黒田歯科医院)は、「34歳から22年の経過よりライフステージを考える」と題し長期症例を提示。がんに罹患し、家族の死に直面するなど生活面での大きな変化がみられ、侵襲性歯周炎の疑いのあるケースを発表した。本ケースでは、生活でのさまざまな出来事からSPTが中断し、歯周病が進行。発表後のディスカッションでは、患者の生活背景をよく理解して臨むべきなどの意見が挙げられた。  全員参加型を特徴とする本会では、今回も年代を問わずひとりひとりが積極的に発言し、さまざまな視点からヒントや考えが提示され、参加者にとって有意義なものとなった。

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