「ヘルシー・ソサエティ賞受賞を感謝する会」盛大に開催

　さる4月24日（日）、京王プラザホテル（東京都）において「ヘルシー・ソサエティ賞受賞を感謝する会」（発起人代表：鴨井久一氏、実行委員長：高山史年氏）が盛大に開催された。

　健康分野で権威のある2016年度ヘルシー・ソサエティ賞（日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループにより創設）を、宮田　隆氏（歯科医学教育国際支援機構：Organization of International Support for Dental Education・理事長）が受賞されたことは記憶に新しい。この受賞は、宮田氏の長年にわたる途上国への医療・教育支援が認められたものであり、歯科界では初の快挙である。

　当日の講演会では、ボランティア活動を受けたカンボジアおよびラオスから2名の演者（Dr.Sok Chea・カンボジア、Dr.Aloungnadeth Sitthiphan・ラオス）が講演後、宮田氏が登壇。「Field of My Dreams」と題した講演の冒頭、すべての歯科医師は社会に尊敬されるべき、全身の健康に寄与すべき、興味をもってベーシックサイエンスを理解すべき、社会貢献すべきという考えを示した後、1991年のカンボジアでのボランティア活動から現在までの変遷、そしてその思いを現地での活動記録写真とともに解説した。大学教授を辞してNPO法人を設立という決断のなかでの、ボランティア活動への熱い思いが詰まった講演に、聴衆は固唾をのんで聞き入っていた。

　その後、和やかなムードで祝宴が行われ、閉会した。