2022年8月7日掲載
「インプラント治療の長期的成功のために―基礎と応用―」をメインテーマに
日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部、第12回学術シンポジウムをWeb配信にて開催

本シンポジウムはメインテーマに「インプラント治療の長期的成功のために―基礎と応用―」を掲げ、午前と午後にかけて13題の講演と特別講演が行われたほか、インプラント周囲疾患と細菌叢とのかかわりといった基礎的な話題から、最新のデジタル技術を活用したインプラント治療の実践といった臨床像まで、幅広い内容が披露された。
特に簗瀬武史氏(理事・専門医制度推進委員会委員長)による特別講演「インプラント歯科専門医制度とProfessional Autonomy」では、従来専門医制度は厚生労働省の管轄により管理されてきたが、2018年に日本歯科専門医機構が発足し、新たな第三者機関が管轄することになったという背景が解説された。またより厳密な管理のもとで専門医認定とされることとなり、学会では、さまざまな患者状況に応じられるように、会員開業医を含めた新たなネットワークやシステムの構築の必要性が提案された。
なお次回は2023年2月18日(土)、19日(日)の両日、ホテルブエナビスタ(長野県)において第42回関東・甲信越支部学術大会が「不可能を可能にするインプラント外科・全身管理」をテーマに開催される予定。