2026年10月5日掲載
第6回(最終回):臨床疫学という「太い幹」をもつということ
第6回(最終回):臨床疫学という「太い幹」をもつということ
「情報の見方」を知れば、ショートカットできる
若い先生に伝えたいことがあります。
もし、私が今の視点を若い頃にもっていたら、もっと良い臨床ができていたと思います。20年経って初めて気づくのではなくて、もっとショートカットできたはずなのです。正直、20年前は歯科に良い臨床研究があまりありませんでした。ですから、結果は変わらなかったかもしれません。
しかし、今は違います。日常臨床に直結する質の高いランダム化比較試験、長期のコホート研究といった宝のような論文が、毎月のように出ています。これを知らずに臨床をするのは、もったいなさすぎると思います(図1)。