コロナ禍で中止となっていた学会やセミナーなど、徐々に復活の兆しをみせています。第8波が来ることなく国が推進する「新しい生活様式」を日々の生活に取り入れながら従来の姿に戻っていくことが望まれます。

　来秋は5年ぶりとなる弊社主催の「第9回日本国際歯科大会2023」と「第9回ワールドデンタルショー2023」が西洋歯科医学発祥の地・横浜において、過去最大規模で開催される予定です。現在、社内では招聘演者の人選やプログラムの企画、デンタルショー会場の展示計画など、急ピッチで進められています。

　先日、ある著者の先生から「日本国際歯科大会で講演することが目標」と言われました。学会や研修会の第一線で活躍されている先生でさえ、4年に一度の歯科最大のイベントとして認識していただいていることに、関係者の1人としてたいへん光栄に思うと同時に、責任の重さに身が引き締まる思いでした。

　弊社社員は半数以上が編集者であり、毎月雑誌や書籍をとおして時代に合った選りすぐりの情報を、迅速かつ的確にわかりやすく読者の皆様へお届けすることを目指しています。その日々の積み重ねが結果的に4年に一度のイベントにつながっているといえます。

　先輩方が長年にわたり築き上げてきたクインテッセンス出版というブランドを維持・強化するために、歯科出版社としての未来像をバックキャストし、その実現に向かってやるべきこととはーそれは、私たちが「歯科をもっと楽しむ」ことかもしれません。