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2022年10月3日掲載

日本歯周病学会

「世界を先導する歯周病学を目指して」をテーマに開催

歯科医師、歯科衛生士ら1,000名超が参集したなか多数の講演が行われ、盛会となった。
歯科医師、歯科衛生士ら1,000名超が参集したなか多数の講演が行われ、盛会となった。
 9月2日(金)、3日(土)の両日、仙台国際センター(宮城県)において、第65回秋季日本歯周病学会学術大会(山田 聡大会長、小方賴昌理事長)が「世界を先導する歯周病学を目指して」をテーマに開催され、人数制限および感染対策の下、歯科医師や歯科衛生士ら1,000名超が参集した。

 初日はまず、大会長の山田氏(東北大学)が開会の挨拶後、医療安全委員会企画講演として、新田 浩氏(東京医科歯科大学)の座長のもと、大毛 宏喜氏(広島大学)が「サイレントパンデミック時代を迎えて」と題して登壇。薬剤耐性の問題をうけ、近年増加している耐性菌の1つであるESBL産生菌について解説。また、抗菌薬の供給難の問題から薬剤の国産化や新薬開発の促進の必要性についても述べた。その後は、シンポジウム1「AIが拓く医療の近未来」、シンポジウム2「歯周組織の分子基盤―疾患形成・病態の解明と臨床への応用―」と題した講演が行われた。 

 2日目の歯科衛生士教育講演では、小田 茂氏(東京医科歯科大学)を座長に、星 嵩氏(新潟県開業)が「使ってみよう! 歯周病の新分類」と題して登壇。米国歯周病学会とヨーロッパ歯周病連盟の新分類の特徴、新分類における歯周病の診断基準を解説した。

 認定医・専門医教育講演では、山本松男氏(昭和大学)の座長のもと、林 丈一朗氏(明海大学)が「歯周炎患者へのインプラント治療」と題して登壇。インプラント周囲炎のリスクファクターとその対応を解説するとともに、歯周炎患者に対するインプラント治療のポイントを紹介した。

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