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2014年6月14日

第32回日本顎咬合学会学術大会・総会開催

「新・顎咬合学―一口腔単位から一全身単位へ―」をテーマに

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 さる6月14日(土)、15日(日)の両日、東京国際フォーラムにおいて、第32回日本顎咬合学会学術大会・総会(渡辺隆史大会長・理事長)が「新・顎咬合学―一口腔単位から一全身単位へ―」をテーマに開催され、歯科関係者5,000名以上が参集し盛会となった。

 会場では2日間にわたり、特別講演、公開フォーラム、シンポジウム、ランチョンセミナー、一般口演、ポスター発表など多彩なプログラムが展開されるなか、学会として初の試みとなるインターナショナルセッションや、新しく企画された聴講者参加型プログラム「ニチガクオンデマンド」も盛り込まれた。

 海外演者として、Pascal Magne氏(南カリフォルニア大歯学部准教授)と小川隆広氏(カリフォルニア大ロサンゼルス校歯学部教授)を招聘。世界で活躍する教育者ならびに研究者にふさわしい最新知見が披露された。また、公開フォーラム「医師からみたペリオシンドローム」では、今井一彰氏(医師、みらいクリニック医院長)、河原英雄氏(大分県開業)、鈴木宏樹氏(篠栗病院歯科)が登壇。今井氏は「原因不明の病気は口腔内をうたがえ」と題するテーマで、歯周病と全身疾患の関係性について内科医の視点から解説。口呼吸を鼻呼吸へと改善させる自身が考案した「あいうべ体操」も披露し、熱心に聴講する参加者の姿が見られるなど、会場を沸かせた。

 なお、次回は2015年6月27日(土)、28日(日)の両日、東京国際フォーラムにおいて、「新・顎咬合学―機能を表現する。機能を捉える。機能を発信する。―」をテーマに開催予定とのこと。