2014年8月27日掲載

「私の思いや姿勢は会員や国民に示すことができた」とコメント

<font color="green"><B>大久保日歯会長、今期限りで引退を表明</B></font>

<font color="green"><B>大久保日歯会長、今期限りで引退を表明</B></font>
 さる8月27日(水)、日本歯科医師会の大久保満男会長が次期会長選挙に出馬せず、今期限りで引退することを表明した。同日開催された定例記者会見前に、大久保会長みずから記者団に発表した。  席上、大久保会長は2006年の就任時から現在までを振り返りながら、「7年間を通して自分のやり方は貫いたし、私の思いや姿勢は会員や国民に示すことができたと思っている」と述べた。また、2015年6月までの任期が残り約10か月で引退を発表することになった経緯について、「会長選挙の立候補者が自分の考えや政策をまとめるためには最低2~3か月の準備期間が必要となるので、早い段階で発表することにした」と述べた。さらに、現時点で発表することに対して時期尚早との意見や、外部的に「死に体」になるのではとの懸念の声もあったとしながらも、「理事者を信頼しているので、私が引退を表明したからといって日歯が死に体になることはないと確信している」と、理事者らのこれまでの努力と力量を高く評価した。  歯科医療従事者はもとより社会に対して、歯科医療は「生きる力を支える生活の医療」と積極的にアピールし続けた大久保会長の後任はだれになるのか。すでに次期会長選挙に向けた動きも見られることから今後の動向に注目したい。

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