Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2008年2月2日

第6回咬合療法研究会総会が盛大に開催

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる2月2日(土)、3日(日)、福岡県歯科医師会館にて第6回咬合療法研究会(筒井照子会長、福岡県開業)総会が開催され、全国から歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士ら約170名が参集した。
 1日目は、当会のインストラクターによる発表が6題、インストラクター評価希望者による発表が1題行われた。インストラクターの中村健太郎氏(愛知県開業)による「補綴臨床の精度を高める~的確な咬合面形態を付与するためには~」と題した講演では、最終補綴物をセットした際に口腔内で調整が必要となるのは咬合採得の精度に起因すると述べ、口腔内と咬合器を正確に一致させることの重要性とそのためのステップについて症例を通じて詳説した。
 2日目は、インストラクター評価希望者による発表が3題、一般講演が7題行われた。とくに、昨年歯科衛生士部会が発足したことにともない、歯科衛生士による発表が3題行われた。筋機能療法であるMFTをはじめ、歯科衛生士が「力のコントロール」に対して具体的にどのように取り組んでいるかを症例とともに発表した。
 最後に、筒井氏による基調講演「生体・口腔を治癒に導く―全身・顔面頭蓋・咬合・歯列・咬合面形態―」が行われた。講演では、患者が来院した場合「手を加える」のではなく、まず「元に戻すこと」を考えるべきであると述べ、氏が実践する「態癖へのアプローチ」の話を中心に、患者を生体として捉え対応することの重要性をあらためて強調した。