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2016年11月20日

(特非)日本顎咬合学会、2016年度関東・甲信越支部学術大会を開催

「ワンランク上の歯科臨床を目指して!! 磨きたい技・伝えたい心」をテーマに

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 さる11月20日(日)、コングレスクエア日本橋(東京都)において、特定非営利活動法人 日本顎咬合学会2016年度関東・甲信越支部学術大会(長阪信昌支部長、上濱 正理事長)が「ワンランク上の歯科臨床を目指して!! 磨きたい技・伝えたい心」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士らが多数参集し盛会となった。

 まず、午前の部の「咬合再構成セッション」では、細山 愃氏(新潟県開業)の座長のもと、中川雅裕氏(東京都開業)、行田克則氏(東京都開業)、上田秀朗氏(福岡県開業)がそれぞれ講演。なかでも上田氏は「Longevityを実現するための咬合再構成の考え方~Parafunctionとの終わりのない戦い!」と題して登壇し、患者のParafunctionの影響により口腔内が崩壊していった症例や、歯周病患者に対して咬合再構成を行った症例などを提示しながら、アプローチする際の留意点について解説。長期症例に導くための基本治療の精度の重要性、メインテナンスの大切さを説いた。

 別会場では「DHセッション」が行われ、なかでも「小児の成長発育期から将来の咬合を考える~健口長寿を延ばすために小児期からの歯科衛生士のアプローチ~」と題して登壇した中村佐和子氏(東京都開業)は、国民を健康長寿に導くためには子どものときに正常咬合を確立することが大切としたうえで、正常な発育を阻害する原因を早期に発見すること、そして患者の健康を増進する"ヘルスプロモーター"としての役割を歯科衛生士が果たしていくことが重要と述べた。

 その他、会員発表やテーブルクリニック、ハンズオンなどが開催され、終始盛会であった。