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2017年1月23日

第1回東日本医用工学研究会総会開催

瀬戸かん一氏が理事長に就任することが承認される

 さる1月23日(月)、総合南東北病院(福島県)において、第1回東日本医用工学研究会総会(瀬戸●(かん)一理事長)が開催された。本研究会は、細分化された健康科学、工学それぞれのあらゆる分野から叡智を結集して情報交換、ブレインストーミングの場を提供することを目的として発足されたもの。

 会場では、渡邉一夫氏(南東北病院グループ理事長、東日本医用工学研究会顧問)による挨拶の後、本研究会設立総会が開催され、発起人代表である瀬戸かん一氏(公益財団法人国際医療財団理事長、南東北病院グループ顧問、総合南東北病院口腔がん治療センター長)より趣旨説明が行われた。引き続き、設立・会則の承認や役員選出が行われ、本研究会理事長には瀬戸氏が賛成多数で承認された。

 その後、酒谷 薫氏(日大工学部教授、同医学部脳神経外科教授、本研究会副理事長)による講演「ICTとAIを活用した次世代地域包括ケアシステムの開発」が行われた。酒谷氏は、医用工学を取り巻く社会的環境の変化について言及しながら、早期発見および健康増進による疾病予防に関連する医用工学の重要性について、現在進めている実証実験とともに概説。新しい予防医療システムの可能性として、医療従事者と地域住民とのコミュニケーションを活性化させる先端技術(センサー技術、ICT、AI)を活用することに期待を寄せた。

 つぎに、石川 烈氏(医歯大名誉教授、東京女子医大特任顧問)が「歯根膜付きインプラントの挑戦」と題するテーマで登壇。石川氏は、歯科用インプラント治療の現状と有用性についてわかりやすく解説したうえで、近年増加しているインプラント周囲組織の炎症など問題点への対応として、現在進めている歯根膜細胞シートの研究を披露。細胞シートを付着させた表面加工棒状チタンをイヌ骨内環境へ移植し、チタンと新生骨の間にセメント質様組織と歯根膜線維組織が観察されたデータなどを供覧しながら、歯根膜付きインプラントの実用化に向けて取り組んでいることをアピールした。


[●は日へんに完]