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2020年6月9日

インビザライン・ジャパン、事業戦略説明会を開催

歯科矯正に関する新サービスおよび新施設を発表

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 さる6月9日(火)、インビザライン・ジャパン株式会社(東京都、松本貴嗣代表取締役社長)による事業戦略説明会がオンラインミーティングプログラムのZoomで開催された。

 開会後、松本貴嗣氏より、クリアアライナー業界を牽引している母体企業のアライン・テクノロジー社(米国)のグローバル展開をはじめ、同社が有するデジタルテクノロジーによってもたらされる歯科医師と患者さんのメリットについて概説されるとともに、アジア圏において中国に次ぐ日本市場の可能性について言及。その証左といえる新しいデジタルソリューション「Invisalign Virtual Appointment」と「Invisalign Virtual Care」(ともに本年7月より日本語版がリリース)、そして横浜・みなとみらいに新設された「The Yokohama Treatment Planning and Training Centre of Excellence」をそれぞれ紹介しながら、日本における事業拡大と新施設への投資をアピールした。

 引き続き、アライン・テクノロジー社のインビザラインクリニカルスピーカー・アドバイザリーボードメンバーである賀久浩生氏(東京都開業)より、日本におけるマウスピース矯正市場および今後のデジタル矯正について、マウスピース型矯正装置「インビザライン・システム」を使用して良好な結果が得られた症例が供覧された。

 今回リリースされる「Invisalign Virtual Appointment」はZoomアプリを活用し、インビザライン治療に関する費用や期間、治療内容などを歯科医師ならびに患者さんがアドバイス・相談できるツールであり、「Invisalign Virtual Care」は、インビザライン治療中のステージごとの状態をオンライン上で確認・相談できる。また「The Yokohama Treatment Planning and Training Centre of Excellence」では、歯科技工士が常駐して治療計画の立案をサポートする。なお、本施設では、治療計画のサポート以外にカスタマーサポート、研修や教育の機会なども提供していくとのこと。

 デジタルツールを活用した歯科医療が注目を集めるなか、歯科医師と患者さんの距離を縮める同社の企業戦略に注目したい。