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2020年6月30日

日歯、第193回定時代議員会を開催

書面による議決権を行使し、全3議案を可決

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 さる6月30日(火)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による第193回定時代議員会が開催された。本代議員会は、さる3月に開催された第192回臨時代議員会同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため会期が1日に短縮され、一部の代議員の参加のもと一般会務報告と議案審議のみとなった。審議に関しても書面による議決権の行使が採用され、地区代表事前質問ならびに個人事前質問は書面による回答となった。

 開会後、堀会長は挨拶の中で、新型コロナウイルス感染症における歯科医療の対応について「国民、歯科医師、スタッフの生命を守りつつ、必要な歯科医療提供は維持するという基本方針を堅持してきた」と強調し、感染防止対策と歯科医療機関経営について言及。感染防止対策については、歯科医療を通じた感染拡大事例報告が一件もないことから「日頃からの歯科医療現場における感染防止対策が高レベルで維持されている結果である」と述べ、必要な歯科医療は維持するという日歯の基本方針の支えになっていると振り返った。今後は、歯科医療機関経営への経済的ダメージの回復が大前提になるとし、「歯科医療の再構築をめざしたい」と述べるとともに、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の中に口腔健康管理を位置づけるための検証と継続、評価を求めていく姿勢を示した。

 その後、瀬古口精良専務理事より一般会務報告、柳川忠廣副会長より新型コロナウイルス感染症対策関係報告が行われた。決議事項では、第1号議案「令和元年度貸借対照表及び正味財産増減計算書並びにこれらの付属明細書、財産目録及びキャッシュ・フロー計算書承認の件」、第2号議案「裁定審議会委員指名の件」、第3号議案「選挙管理委員会委員指名の件」の全3議案が上程され、すべての議案が承認された。