Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2021年4月3日

ORE(Ocean Pacific Restorative of Esthetic Dentistry)2021WEB大会・第10回記念大会が開催

「Save tooth and save implant for the patients―長期に経過した症例から本質や課題を学ぶ―」をテーマに

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる4月3日(土)、4日(日)の両日、ORE(Ocean Pacific Restorative of Esthetic Dentistry)2021WEB大会・第10回記念大会(夏堀礼二大会長)が「Save tooth and save implant for the patients―長期に経過した症例から本質や課題を学ぶ―」をテーマに開催され、1,250名を超える参加登録があった。

 OREは2010年、スタディグループの垣根を越えて交流・研鑽することを目的に設立以来、ハワイと日本を舞台に開催されてきた。第10回記念大会は当初、盛岡にて昨年開催予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日程を1年延期。しかし今年も収束の見通しがうかがえない状況を鑑み、WEB開催の運びとなった。

 初日はまず大会長の夏堀氏(青森県開業)による開会の挨拶が行われ、その後、2日間にわたり著名な演者陣に講演が行われた。日程別の演題・演者を以下に示す。

第1日目
「咬合再構成を極める―歯周疾患、多数歯欠損を読み解く」上田秀朗氏(福岡県開業)
「インプラントにおける生物学的幅径と生物学的比率」榎本紘昭氏(新潟県開業)
「Bio Esthetic-審美修復治療の最前線」大河雅之氏(東京都開業)
「気持ちよく癒される患者さんに“美と健康”を提供するデンタルエステの考え方」北原文子氏(歯科衛生士、佐藤歯科医院)
「温故知新、温故知進、温故知真・・・」小宮山彌太郎氏(東京都開業)
「インプラント周囲炎への対応」白鳥清人氏(静岡県開業)
「サイナスリフトの難易度分類と手術スキルの癒合」菅井敏郎氏(東京都開業)

第2日目
「プロフェッショナルの選択~DHとして」田内友貴氏(歯科衛生士、yuki DENTAL care)
「Currents of Digital Dentistry」千葉豊和氏(北海道開業)
「多数歯欠損症例におけるTreatment Planning―治療オプション選択のガイドライン」寺西邦彦氏(東京都開業)
「インプラント治療30年の回想―長期安定症例からインプラント周囲の骨質を探る―」中里滋樹氏(岩手県開業)
「インプラントの長期安定のための歯科衛生士の口腔健康管理について」中澤正絵氏(歯科衛生士、富谷中央病院)
「長期的観点からインプラント上部構造のデザインと材料を考察する」夏堀礼二(青森県開業)
「Digital Zirconia Implant Restoration :Truth vs. Myth」山下恒彦氏(歯科技工士、デンテックインターナショナル)

 講演では、臨床経験豊富な演者らによる長期経過症例からの考察など、大会テーマにふさわしい発表が行われ、充実した2日間となった。なお、次回はORE 2022大会WEBオンデマンド講演会として、きたる2022年4月2日(土)から10日(日)まで開催予定。