Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2021年8月22日

日本顕微鏡歯科学会、第15回シーズンズ(サマー)セミナーを開催

「他人の著作物の利用について」をテーマに

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる8月22日(日)、日本顕微鏡歯科学会(以下、JAMD、北村和夫会長)による第15回シーズンズ(サマー)セミナーが「他人の著作物の利用について」をテーマとし、講師に麻生 典氏(九大大学院芸術工学研究院コンテンツ・クリエーティブデザイン部門准教授)、パネリストにいずれもJAMD理事の辻本恭久氏(日大松戸歯学部付属病院マイクロスコープ特診外来臨床教授)、澤田則宏氏(東京都開業)を迎えてWeb開催(Doctorbookアカデミーより配信)され、約150名の視聴があった。

 本セミナーは、学会発表や論文投稿時に守らなければならない著作権法について、特に昨今のコロナ禍でWeb講演などが増えたことによる著作権者保護の観点から、JAMD会員に適正な知識を身につけてもらうために企画されたもの。JAMD理事の三橋 晃氏(神奈川県開業)の司会進行のもと、まず会長の北村氏(日歯大教授)が開会の挨拶を行い、その後、麻生氏による講演が行われた。

 麻生氏は、著作権について基本的な内容について解説したうえで、事前に寄せられた「学会発表や講演における図表、イラストの使用を使用する際の基本的なルール」「論文などからの図表の引用」「改変したものはどういう扱いか(論文の図などを元に製作した図や表)」「自分で発表した論文で用いた図表、写真の使用の仕方、制約」などの質問について、1つひとつていねいに解説。講演後に行われた、麻生氏、辻本氏、澤田氏によるパネルディスカッションでは、発表スライドを例に、他人の著作物の利用に際しそれが著作権侵害にあたらないか否かを具体的なシチュエーションとともに1つひとつ確認していった。

 最後に、JAMD理事の水川 悟氏(東京都開業)が閉会の辞に立ち、きたる2021年10月31日(日)にWeb開催予定の第4回歯科衛生士セミナー、2022年4月22日(金)から24日(日)に小林 平氏(日大松戸歯学部准教授)の大会長のもと、一橋講堂・如水会館(東京都)とWeb配信のハイブリッドで開催予定の第18回学術大会などについて紹介した。