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2022年11月13日掲載

河原 敬氏、中村俊雄氏、寺嶋宏曜氏が臨床のポイントについて解説 

大阪大学歯学部同窓会、2022年若手支援・復帰支援臨床セミナー(第2回)を開催

大阪大学歯学部同窓会、2022年若手支援・復帰支援臨床セミナー(第2回)を開催
 さる11月13日(日)、大阪大学歯学部同窓会(谷口 学会長)による2022年度若手支援・復帰支援臨床セミナー(全2回)が、大阪大学歯学部記念会館(大阪府)およびWeb配信のハイブリッド形式で開催された。本セミナーは若手歯科医師ならびに臨床から離れて復帰を目指す歯科医師を対象に、通常であれば座学とハンズオンにより技術や知識習得を目指すものである。第2回目となる今回は、河原 敬氏(大阪府開業)による「レジン修復を自分のものにしよう」、中村俊雄氏(兵庫県開業)による「ステップアップ!支台歯形成」、寺嶋宏曜氏(大阪府開業)による「歯周治療を楽しもう!」がそれぞれ行われた。

 最初に登壇した河原氏は、レジン修復を「確実な接着と窩洞形成」「隣接面回復のテクニック」「レジン修復で審美性を獲得するために」という3項目に分けて解説。特に入門者が認識しておきたい材料の特徴や咬合面充填時の注意点、各マトリックスの適応ケースなどについて詳説した。

 続く中村氏は、支台歯形成の定義や原則について述べたうえで、適切な支台歯形成を行うためには、歯の形態をイメージできることや、安定した診療姿勢や術野の確保ができること、ハンドピースを適切に扱えるようにレストを意識することなどが重要であるとした。またそれぞれについて、数多くの写真や動画なども交えながらノウハウを解説した。

 最後に登壇した寺嶋氏は、歯科衛生士と協力して歯周病のさまざまな原因を除去し、患者がセルフケアをしやすい環境に整備することが歯周治療であるとして、氏の医院での取り組みを紹介した。さらに咬合調整や歯周外科などを行った結果、歯周病の改善が見られたケースなどを供覧した。

 なお本セミナーを2回とも聴講した受講者のみ参加できるハンズオンセミナーが、きたる2023年3月に行われる予定である。

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