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2010年2月19日

日歯連盟、第109回臨時評議員会を開催

次期参院選、民主党公認候補者の支援を正式決定

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 さる2月19日(金)、歯科医師会館において、日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、堤 直文会長)による第109回臨時評議員会が開催された。

 会場では、議事「第1号議案 第22回参議院比例代表選挙について」が上程され、第22回参議院議員比例代表選挙において民主党から公認を受けた日歯連盟会員候補者を日歯連盟として支援するかが協議された。なお、日歯連盟は、第108回の臨時評議員会で組織内候補者を擁立しないことが機関決定しているため、支援という形態をとることになる。

 執行部からは、前日18日(木)に民主党選挙対策委員長の石井 一氏(参議院議員)より次期参院選に民主党が公認する日歯連盟会員を擁立して選挙に臨むため、日歯連盟に支援を要請する旨の依頼書が提出されたことが報告された。

 評議員からは、中央と地方のねじれから本議案に沿えないとの意見や、民主党側の調整遅れからか、本来であれば発表されるはずであった候補者名が明らかにされなかったため、「顔も見えない候補者を支援することはできない」など、さまざまな意見が出された。

 しかし、レセプトオンライン請求義務化の事実上の手挙げ方式の実現、平成22年度診療報酬改定の歯科2.09%の改定率などの結果から、「政権与党としての取り組みを評価すべきだ」という声が多く出され、本議案は賛成多数で可決された。

 評議員会終了後の記者会見の席上、堤会長は「われわれが主張する歯科医療政策を具現化できるのは、政権与党であると考えている」と、会員の医院経営を守るために政権与党を支援していく姿勢を示した。日歯連盟が選挙において民主党を支援することは初めてのことであり、今回、民主党の公認候補者の支援を機関決定したことは、次期参院選全体への大きなインパクトとなるだろう。