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2010年5月29日

船越歯周病学研修会30周年記念講演会開催

著名な演者陣による共演に会場が沸く

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 さる5月29日(土)、30日(日)の両日、夢天神ホール(福岡県)において、船越歯周病学研修会(船越栄次主宰)30周年記念講演会が開催され、約240名が参加した。

 既報のとおり、さる2月には「船越歯周病学研修会プレ記念講演会」が東京にて開催されているが、今回は船越氏の地元・福岡での記念講演会ということもあり、糸瀬正通氏(福岡県開業)、下川公一氏(福岡県開業)、山崎長郎氏(東京都開業)、藤本順平氏(東京都開業)、河原英雄氏(大分県開業)と、普段なかなか一堂に会することがない著名な演者陣であるが、30周年を祝福しようと貴重な共演が実現した。

 初日は、歯科医療をつねに牽引してきた演者らが、卒後から現在に至る過程で何を考え行動してきたかについて、主にフィロソフィーに焦点を当てた講演会となった。2日目は、初日の講演内容を踏まえたうえで、各演者が現在行っている診療や、今後の歯科医療で必要とされる考え方について講演が行われた。演題は以下のとおり。
・「私の歯科医療の変遷」船越栄次氏
・「予後不良例から学ぶインプラント治療の考察」糸瀬正通氏
・「審美歯科におけるスマイルトレーニングの治療効果」下川公一氏
・「複雑な症例に対する連携治療」山崎長郎氏
・「歯科臨床と歯科医の説明責任"Accountability"」藤本順平氏
・「卒後43年を振り返って」河原英雄氏

 なかでも船越氏の講演では、氏が習得し実践してきた治療技術の変遷について長期症例を通して解説。歯科医師は時代の流れに応じてつねに知識・技術を研鑽すべきとした。著名な演者陣による共演は終始笑いと熱気に包まれたまま、盛会裏に終了した。