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2010年7月25日

臨床ゲノム医療研究会 第1回「ゲノムドクター&キャスター」セミナー開催

昭和大教授の新谷悟氏らが講演

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 さる7月25日(日)、昭和大学歯科病院(東京都)において、臨床ゲノム医療研究会(渥美和彦理事長、東大名誉教授)による第1回「ゲノムドクター&キャスター」セミナーが開催された。本研究会は本年3月、臨床現場に役立つゲノム(遺伝情報)診断の研究と普及を目的に発足。今回は、ゲノム検診を通して疾病の超早期発見と予防医療を推進する専門家認定試験の第1回セミナーとなった。

 まず、本研究会理事で倫理委員会委員長の新谷 悟氏(昭和大教授)が「遺伝子診断の基本と実践」と題して講演。ゲノム診断の基礎と臨床現場における現状、その可能性について解説するとともに、ゲノム診断に従事する者の倫理観の重要性を強調した。

 つづいて、武井佳子氏(医師、東京都開業)が「ゲノム検診(SNP&血中解析の相違)と遺伝子診断の倫理観」と題して講演。とくに、究極の個人情報である遺伝情報の安全管理措置について説明した。

 さらに、ゲノム診断をすでに臨床で実践している伊藤秀寿氏(宮城県開業)が講演し、歯科医師がゲノム診断を行う意義について実例とともに解説した。