学会|2020年1月28日掲載
日本がん口腔支持療法学会
故・大田洋二郎氏が名誉会員に選出される
2 日間にわたり、一般演題口演発表、ランチョンセミナー、ポスター発表、シンポジウムなどが行われた。それぞれのシンポジウムでは、がん治療における抗がん剤ならびに放射線治療にともなうさまざまな口腔トラブルに対する新規治療法の開発、がんの早期発見のための唾液検査の可能性、薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)に関する基礎・臨床研究など、がん口腔支持療法に関する最新知見が披露された。
また、がん治療におけるさまざまな口腔関連の有害事象に対する支援について、多数のエビデンスとともに患者さんに寄り添いながら適切な支援を行うための多職種連携のあり方などが示された。
なお、2 日目に開催された年次総会において、がん口腔支持療法やがん医科歯科連携の普及・基盤づくりに尽力された故・大田洋二郎氏(元県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長)を同学会名誉会員とすることが承認された。
次回の第6 回学術大会は、きたる2020 年12 月5 日(土)、6 日(日)の両日、横浜において、光永幸代大会長(神奈川県立がんセンター歯科口腔外科)のもと開催予定。