社会|2026年1月26日掲載

歯科衛生士のやりがいを支える仕組みづくりを歯科医師とともに共有

第8回歯科衛生士スタディグループ奥山会開催

第8回歯科衛生士スタディグループ奥山会開催

 さる1月25日(日)、連合会館(東京都)において、第8回歯科衛生士スタディグループ奥山会(奥山洋実主宰)が、「患者さんの歯の健康を守るために~そのためのシステム作りとスタッフ教育」をテーマに開催され、約200名以上が参加した。

 最初に、奥山氏(歯科衛生士、オーラルケアクリニック新宿有田歯科医院)による開会の挨拶が行われ、その後4名の歯科医師と8名の歯科衛生士によるプレゼンテーションが田邊裕二氏(神奈川県開業)と同医院の歯科衛生士である岩﨑あさ子氏の司会進行のもとで行われた。以下に演題と演者を示す。

「再挑戦を支える環境~諦めなかった衛生士と共に創る予防のかたち」佐藤紘治氏(福岡県開業)
「諦めきれなかった予防歯科への再挑戦」皆見菜緒氏(歯科衛生士、大名さとう歯科)
「健康を守り育てる歯科医療の実現〜そしてこの先〜」大門弘治氏(三重県開業) 
「歯科衛生士としてのやりがい〜24年目の臨床を変えた出会い」山口香織氏(歯科衛生士、桔梗が丘大門歯科医院)             
「地域住民の健康を守るために 歯科医院の在り方とは」内村裕香氏(埼玉県開業) 
「内村歯科医院に入って良かった〜私の歯科衛生士の成長」柴原采音氏(歯科衛生士、内村歯科医院)
「地域の人の健康を守りたいという使命を抱いて」野口美加氏(歯科衛生士、内村歯科医院)
「システム作りは仲間作り」上田康弘氏(埼玉県開業) 
「リスタート~0からシステムを歯科衛生士として学ぶ」山本恵美利氏(歯科衛生士、さくら歯科)
「規格的な資料をとり続ける~長期症例をめざして」濵田佳穂氏(歯科衛生士、さくら歯科)
「歯周治療で見出した歯科衛生士のやりがい~環境が学びを深める」佐野知恵氏(歯科衛生士、塚本歯科クリニック)
「生活習慣を改善し、SPTへ移行した広汎型侵襲性歯周炎患者の一症例〜健康を支える歯科衛生士の役割〜」鈴木 葵氏(歯科衛生士、吉武歯科医院)

 各演者からは、今回のテーマである歯科医院の診療システムや、うまくいかなかったときの改善方法の仕組み化の工夫とともに、そのシステム下で歯周治療が行われた症例も披露された。

 次に、谷口威夫氏(長野県開業)により、自院では患者との信頼関係を築くために、まずは主訴の解決を大事にしていることや、その後の歯科医師によるしっかりとした治療計画の説明が患者の継続的な通院には必要なこと、歯科衛生士が育つためには定期的にケースプレゼンテーションの機会をもつことが重要なため、仕組み化して継続していることなどが総括として講演された。

最後に、規格性のある資料をそろえ、歯周基本治療の流れに沿ったあたりまえの診療を行えるシステムをつくることが歯科衛生士を育てるためには重要であると奥山氏がまとめた。プログラム終了後には還暦を迎えた奥山氏に記念の動画とプレゼントがサプライズで贈呈されるなど、歯科衛生士に仕事のやりがいを教えてくれている奥山氏への感謝に満ちた1日となった。

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