2026年3月9日掲載
それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法(第15回)
第15回 ブラキシズム患者は顎口腔機能障害あり?
ブラキシズム患者は顎口腔機能障害をもっている?
前回は、顎関節症やかくれ顎関節症のような機能的疾患を扱ううえでの生活指導の重要性について解説した。今回は、ブラキシズムと口腔機能の関係について、症例をもとに解説する。
顎関節症の臨床において、徒手的顎関節授動術(マニピュレーション)を行うことにより、患者さんから「顎が楽になった」「口の中が広くなった」などの感想が得られることがある1。そして顎関節症における機能改善とともに、ブラキシズムが軽減したとの話を聞くことも多い。近年、成人期顎関節症患者の舌圧や口唇閉鎖力など口腔機能の低下がみられるとの報告1や、ブラキシズム発現前に舌骨上筋群の活動性の上昇などがみられる2ことから考えると、ブラキシズム患者は顎口腔機能障害をもっている可能性がある3。