学会|2026年7月22日掲載

「他職種の学びを仲間と一緒に」をテーマに

日本小児口腔発達学会(NPD)、第3回ORFSフェスティバルを開催

日本小児口腔発達学会(NPD)、第3回ORFSフェスティバルを開催

 さる7月19日(日)、20日(月)の両日、TKPガーデンシティPREMIUM名古屋太閤(愛知県)において、日本小児口腔発達学会第3回ORFSフェスティバル(夫馬吉啓実行委員長、木村祐紀会長、井上敬介代表理事)が「他職種の学びを仲間と一緒に」をテーマに開催され、420名以上が参集し盛会となった。

 初日は、ORFS(口腔機能支援士)登録セミナー、小児患者における医科歯科連携グループワークが開催された。グループワークでは、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、管理栄養士、理学療法士、助産師、保育士ら十数名が1組となり、12テーブルに分かれて実施。小児患者の臨床ケース事例検討を通じて「気づくべきサインは?」「歯科でできることは?」「どのように保護者に説明するのか?」「医科に確認したいことは?」「明日から現場で変えられることは?」について意見を出し合い、それをふまえたうえで「このグループで特に大事だと考えた連携のポイント」を各グループの代表者が発表するなど、活気に満ちた企画となった。

 2日目は、外来講師3名による講演がそれぞれ行われた。演題、演者を以下に示す。

「明日から役立つ! スタッフさんにも知ってほしい耳鼻科の基礎知識」押川千恵氏(医師、国立病院機構福岡病院耳鼻咽喉科)
「スタッフさんにも知ってほしい小児アレルギー基礎と連携」本村知華子氏(医師、国立病院機構福岡病院小児科)
「小児の眠りの問診から見えるもの―何を聞いて、どう評価し、どう介入するのか―」河合 真氏(医師、スタンフォード大学精神科睡眠医学部門)

 なかでも河合氏は、「睡眠って何?」「睡眠は大事?」といった根本的な問いを会場の参加に問いかけ、睡眠を検査なしに定義することの難しさや、正常な睡眠時間は人それぞれではなく年齢それぞれであること、睡眠は多要因であるからこそ睡眠歴を聞くことが大切であることなどについてわかりやすく解説した。

 講演後には、各講師と学会理事によるディスカッションが行われ、事前に寄せられた質問に対し活発な議論が交わされた。最後に木村会長が閉会の辞を述べ、盛会裏に終了した。

参加者にとって、グループワークでの他職種との交流や情報共有、そして耳鼻科、小児科、睡眠医学の基礎知識から最新情報までを仲間とともにアップデートできた実りの多い2日間となったと思われる。

 なお、NPDはきたる2027年3月21日(日)、22日(月)の両日、パシフィコ横浜(神奈川県)において、「One Team~協働でつくる小児口腔発達学の未来」テーマに、福田慎太郎大会長(徳島県開業)のもと、第4回学術大会を開催予定となっている。

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