2026年9月14日掲載
それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法
第21回 口腔機能管理が歯科で根付かない訳
第21回 口腔機能管理が歯科で根付かない訳
口腔機能管理が定着しない最大の要因とは
現在、人生100年時代の健康寿命の延伸に向けて、歯科医療における口腔機能管理の重要性が高まっている。しかし、実際の一般歯科臨床において、その取り組みが十分に進んでいるとは言いがたい1(図1)。なかでも、顎関節症は歯科でもっとも代表的な口腔機能障害であり、病態や診断に関する世界的なコンセンサスが得られているにもかかわらず、適切に対応できる一般臨床医は少なく、現在の口腔機能管理の枠組みからも漏れているのが現状である。筆者は、歯科において口腔機能管理が定着しない最大の要因は、「運動器としての顎口腔系」を理解することの重要性が広く認識されていないからだと考えている。