社会|2026年8月27日掲載
寺尾 豊氏、水野秀治氏が著書『驚くほど臨床に深みが増す!こだわり補綴サブノート』をもとにWeb講演
クインテッセンス出版株式会社、第94回WEBINARを開催
さる8月26日(水)、寺尾 豊氏(新潟県開業)、水野秀治氏(東京都開業)によるWEBINAR #94「驚くほど臨床に深みが増す!こだわり補綴サブノート」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本セミナーは、今年3月に出版された演者らの書籍『驚くほど臨床に深みが増す!こだわり補綴サブノート』(小社刊)の内容をベースに行われた。
最初に寺尾氏が「補綴治療を成功に導く支台歯形成とプロビジョナルレストレーション」と題して講演を行った。氏は、前歯部の審美障害などの症例を複数取り上げ、ガイドグルーブの適切な入れ方や、プレパレーションジグを用いた削除量の決定、シェルを用いたプロビジョナルレストレーションの調整などについて解説した。さらに、歯科技工士の視点をふまえた支台歯形成の重要性にも言及。そのような支台歯形成を行う際には、診断用ワックスアップから製作するプレパレーションジグが有効であることを強調した。最後に、「特別なことではなく、基本的なこと。それをていねいに積み重ねていくことが大切である」と述べた。
続いて水野氏が「咬合の勘所~バイトプレートから補綴装置への移行~」をテーマに講演を行った。氏は、咬合治療においてはさまざまな要素を考慮する必要があるが、なかでも咬頭嵌合位が特に重要であり、咬合治療の目標として「安定した咬頭嵌合位の確立」と「治療後の咬頭嵌合位の長期的な安定」を挙げた。その達成には「顆頭安定位における咬頭嵌合位の確立」が重要であり、患者に適した顆頭安定位を見つけるためのスタビライゼーション型スプリントの有用性や実際の用い方について、症例をもとに解説した。また、顆頭安定位は一定に定まるものではないことから、経過を追うことの重要性にもふれた。このほか、咬合付与を行う際の注意点や早期接触の見つけ方など、咬合治療におけるさまざまなポイントを解説した。
本講演の振り返り配信は、2026年11月26日(金)まで新規購入が可能である。なお、次回のWEBINAR #95は、きたる9月16日(水)より、間所 睦氏(東京都開業)を招聘し、「Digital Orthodonticsと患者エンゲージメント ―DentalMonitoringとAIによる行動変容と治療管理―」の講演タイトルで開催予定。振り返り配信、次回WEBINARのお申し込みはいずれもこちらから。