文字サイズ: 小 標準 大 特大
パスワードを忘れてしまった場合 会員登録はこちら
  • 続・プレオルソで子どもの歯ならびを治す!
    この本の書評を読む

    続・プレオルソで子どもの歯ならびを治す!

    機能的マウスピース矯正装置の使い方
    著者: [監著] 大塚 淳 [監著] 牧野正志 [著] 大内仁守 [著] 来田里衣子 [著] 椎名康雅 [著] 田代芳之 [著] 冨井明子 [著] 中村好一 [著] 松井恭子 [著] 吉野智一
    A4判変型 / 120ページ / 2023-02-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0928-9
    定価 8,800円(本体 8,000円+税10%)
    クイントコード:18840
    モリタコード:208040914
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    混合歯列期に最適! 小児のためのⅠ期矯正治療
    本書は2017年に刊行された『プレオルソで治す歯ならび&口呼吸 子どもにやさしいマウスピース型矯正装置』の続刊である。前作では、初めてプレオルソを使う歯科医師、また患者への説明・コンサル用にプレオルソ治療を解説し好評を得た。本書はそのアドバンス版として、プレオルソを使った小児矯正治療の長期経過をより詳細に写真付きで紹介し、さらに他装置との併用やうまくいかなかった場合のリカバリー方法まで解説した超実践的症例集である。

【本誌のご注文方法】


お問い合わせ」より、【お名前・郵便番号・ご住所・電話番号】をご入力いただき、【雑誌名・年号数・冊数】を明記の上お申し込みください。
代引き(送料一律660円)にてお送りいたします。

【オンデマンド版について】


1.オンデマンド版とは

弊社ホームページ会員様向け限定のサービスです。
絶版の書籍で、お客様からのご要望が多いものをオンデマンド印刷で製作いたします。
これによって、これまで重版・復刊できなかった書籍がお求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

・ご要望を受け製作いたしますので、注文後のキャンセル及び返品はできません。
・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。
・製品の性質上インターネットによる販売(クレジットカード or 代引き)に限定させていただきます。


【オンデマンド版希望カウンターとは?】


このサービスは、会員様限定のサービスとなります。
このたび、絶版となった書籍をオンデマンド版という形で、お客様にご提供するサービスを開始いたしました。オンデマンド版希望カウンターとは、お客様のニーズをお知らせいただき、小社にて次のオンデマンド版作成に向けての参考にさせていただくものです。

お客様がカウントアップされた書籍の販売が開始されますと、ご登録メールアドレスへ「販売開始お知らせ」メールをお送りいたします。ぜひこの機会にご利用くださいませ。

※・これはご予約ではなく、また購入を確約していただくものではありません。
 ・諸事情により、オンデマンド版作成ができない場合もありますので、ご了承ください。


【オンデマンド版について】

1.オンデマンド版とは

出版社が在庫を持たず、お客様からのご注文のつどに制作をする出版のことです。これによって、これまである程度の需要がなければ重版・復刊できなかった絶版本が、お求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

通常の書籍とは異なりますので、以下のことにご注意ください。

・完全受注生産ですので、発注後のキャンセルはできません。

・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。

・製品の性質上インターネットによる販売に限定させていただきます。

評者:岡崎好秀(国立モンゴル医学科学大学客員教授)

 「プレオルソで治す 歯ならび&口呼吸」(2017年)に続き,大塚 淳先生・牧野正志先生監著の「続・プレオルソで子どもの歯ならびを治す!」が新たに刊行された.大塚先生は長年にわたりプレオルソ装置を用いて,早期からの矯正治療を勧めてきた.おかげで矯正治療が単純化され,一般臨床家への門戸が広がった.さらに大切なのは,もっともその恩恵を受けているのは“患者”であることだ.本書では,多数の臨床例を豊富な写真を用いて,時系列的にまとめている.数ページめくるだけで,長期間の経過を簡単にイメージでき,よき指針となる.一般臨床家にとっては,ありがたい一冊である.
 ここで小児歯科医の立場から,早期矯正の重要性を認識した経験について述べる.1990年頃,岡山大学歯学部小児歯科の診療室での出来事である.不正咬合のため矯正科に紹介した時,保護者から「長年定期健診に通ってきたのに,どうして歯ならびが悪くなったのですか?」と質問を受けた.当時,う蝕治療は小児歯科,不正咬合は矯正科へという流れであった.しかし振り返ると,保護者の話は当然のことだと思う.
 小児歯科の下野勉教授(当時)は,全医局員に各市町村での歯科保健管理を義務化していた.評者も某地域で毎年約3,000名の保育園児・幼稚園児・小中学生の歯科健診に従事していた.1990年代中頃から乳歯う蝕が減り始め,その波は次第に児童・生徒期に達した.このままう蝕が減少したら,小児歯科医に求められるものは何だろうと自問自答していた.そこで目につくのが,小学校高学年の不正咬合の増加であった.しかし低学年を診ると,不正はまだ捻転などのわずかなひずみにすぎない.この時点では矯正科では観察しましょうといわれる.このまま放置するとひずみが拡大し続ける.不正咬合は見た目だけの問題ではない.不潔域が増え歯の寿命が短くなることを暗示している.このような状況で,悶々としていたのは評者ばかりではないだろう.
 1995年頃,大塚先生が医局会で話した内容に驚いた.多くの矯正専門医は,Ⅱ期治療を前提としてⅠ期治療の話をする.しかし先生はⅠ期治療について熱く語られる.「矯正治療には,大きな目標が二つある.第一は,前歯部をきれいに並べること.次が全顎的な治療である.一般臨床家の先生には,Ⅰ期治療を優先していただきたい.なぜなら矯正専門医の初診は,不正咬合をもつ患者である.しかしファミリーデンティストは,低年齢から診られるので,不正に早く気がつき対処できる」矯正専門医から,このような話を聞けるとは思わなかった.その後,先生はプレオルソ装置を考案された.もちろん,本装置単独ですべてが解決するわけではない.そこで本書ではMFTや他の装置との併用についても述べている.
 今や,定期健診はう蝕や歯周病の予防のみならず,咬合育成も同時に行う時代に突入したのである.

この商品を買った人はこんな商品もチェックしています

閲覧履歴

  • 商品数:0点
  • 合計:¥0

新刊のご案内

人気TOP10

    ※歯学書.COMでの過去30日分の販売冊数ランキング(自動更新)

    ピックアップ

    ピックアップ
    QRコード
    スマートフォン版はこちらから