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2013年9月15日

第6回日本口腔検査学会総会・学術大会開催

 さる9月15日(日)、16日(月)の両日、鶴見大学会館(神奈川県)において、第6回日本口腔検査学会総会・学術大会(斎藤一郎大会長、井上 孝理事長)が開催された。今回の本会はドライマウス研究会との併催となり、1日目は大会テーマ「超高齢社会における老化度検査の展望」のもと、一般口演、共催セミナー、ランチョンセミナー、共催シンポジウムが行われ、2日目は第22回ドライマウス講習会および第一回日本口腔検査学会認定医試験が行われた。

 1日目に行われた共催セミナーは、「口腔カンジダ症の診断と対処法」と題して中川洋一氏(鶴見大歯学部附属病院口腔機能診療科)が登壇。中川氏は、近年話題の口腔乾燥や舌痛などを訴える患者には、口腔カンジダ症が多く存在することがわかってきたとし、その診断と対処方を解説。とくに治療においては、抗真菌薬による投薬を行うが、それと同時に口腔カンジダ症のリスクファクターとなる、1.ドライマウス、2.義歯、3.ステロイドに対して、それぞれ適切な対処を行うべきであるとした。

 共催シンポジウム1「酸化ストレスの診断と対処法」には、李 昌一氏(神歯大大学院横須賀・湘南地域災害歯科医療学研究センター・ESR研究室)が「歯周病治療・検査法開発に向けた酸化ストレス測定技術の応用」と題して、斎藤一郎大会長が「抗酸化療法の臨床研究」と題して登壇。両氏とも、生活習慣病や老化の促進因子としてROS(活性酸素種)による「酸化ストレス」が関与していること、さらに酸化ストレスと口腔領域との関わりを概説したうえで、李氏は抗菌作用・抗酸化作用を利用した歯周病治療法の開発について、斎藤氏はサプリメントによる酸化ストレスの対処法を詳説した。

 大会テーマにもある「超高齢社会」を迎えた日本の社会情勢に対応すべく、歯科が従来の医療像からその役割を広げていると感じられる昨今、本学会の存在意義は今後ますます大きくなると感じられる。