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2016年2月24日

第43回日本臨床矯正歯科医会長野大会開催

「治療の質の向上のために―蓄積された臨床データを読み解く―」をテーマに

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 さる2月24日(水)、25日(木)の両日、ホテルメトロポリタン長野(長野県)において、第43回日本臨床矯正歯科医会長野大会(堀内敦彦大会長、富永雪穂会長)が「治療の質の向上のために―蓄積された臨床データを読み解く―」をテーマに開催され、約490名が参集した。

 会長の富永雪穂氏(静岡県開業)、大会長の堀内敦彦氏(長野県開業)の辞により開始された本大会では、台湾、韓国など国際色豊かな招待講演や、臨床セミナー、ランチョンセミナー、スタッフプログラム、ブレーススマイルコンテスト表彰式といった盛りだくさんのプログラムが行われた。

 本大会のテーマと同じタイトルを冠した臨床セミナー1では、齋藤 功氏(新潟大大学院医歯学総合研究科歯科矯正学分野教授)が「矯正治療の質向上のために―基本コンセプトと長期安定性の考察―」と題して、長期安定性と治療の質を確保するために、治療の計画・実施において矯正歯科医が十分配慮すべき点と今後の展望を整理・確認した。続いて「術後10年以上経過した症例の臨床データを読み解く―骨格性I級不正咬合について―」と題して、稲毛滋自氏(神奈川県開業)が臨床家としての立場から、長期安定を鑑みた矯正歯科治療の実際について報告した。

 また本学会が主催する「ブレーススマイルコンテスト」の表彰式では、一般に公募した矯正歯科治療中の患者の写真作品から、特に優秀なものが表彰された。写真にまつわる感動的なエピソードや楽しく矯正歯科治療に取り組む受賞者のビデオメッセージに、会場は笑いと拍手に包まれた。このブレーススマイルコンテストは中華民国歯顎矯正学会でも行われることとなり、表彰式ではその商標使用権許諾契約調印式も執り行われた。