社会|2026年1月30日掲載
村松裕之氏が「イチからわかる! セファログラムの作法と心得」をテーマにWeb講演
クインテッセンス出版株式会社、第83回WEBINARを開催
さる1月28日(水)、村松裕之氏(東京都開業)によるWEBINAR #83「イチからわかる! セファログラムの作法と心得」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本セミナーは、演者の著書『イチからわかる! セファログラムの作法と心得』の内容をベースに行われた。
まず村松氏は、適切な側面頭部エックス線規格写真(セファログラム)を得るための“作法”として、撮影の準備や手順を解説。動画や図を用いながら、撮影機器のセッティングから患者の誘導と声がけ、撮影時の姿勢の注意点など、規格性のある写真を撮影するために抑えておくべきポイントを示した。
続いて、骨格性Ⅲ級開咬症例を例に、セファロトレースの流れを実演。氏は、計測項目を必要最小限の12個に絞った「ミニマルトレース」の手法を紹介し、計測点の特定に必要な解剖学的知識や重なり合う硬組織をトレースする際のコツなど、書籍の内容に沿いつつ実践的に解説した。
その後は、診断の核となるセファロ分析のプロセスへと進み、実際に症例の経過を追いながら、分析値をどう読み解き、診断および治療方針の立案へとつなげるかを詳解した。さらに、治療結果をどう評価すべきかについて、「診断の段階で症例の問題リストを作成し、動的治療が終了した時点で、問題点がどのように改善されたかを評価する。改善されていない場合はその要因を考察することが大切」と述べた。
最後に本セミナーのまとめで、セファロ分析を用いるうえでの“心得”として「セファロ分析の平均値を必ずしも目標にする必要はなく、個々の症例にとって最適な治療ゴールとは何かを考えることが重要」と締めくくった。
本講演の振り返り配信は、2026年4月28日(火)まで新規購入が可能である。なお、次回のWEBINAR #84は、きたる3月25日(水)、清水宏康氏(東京都開業)、星 嵩氏(新潟県開業)を招聘し、「ヨーロッパ歯周病連盟(EFP)診療ガイドラインを臨床にどう活かすか」と題して講演予定。振り返り配信、次回WEBINARのお申し込みはいずれもこちらから。