さる3月28日（木）、歯科医師会館において、日本歯科医師会（以下、日歯、堀　憲郎会長）による定例記者会見が開催された。

　冒頭の挨拶の中で堀会長は、日歯が製作した映画「笑顔の向こうに」の二次利用の概要について言及。映画製作事業の大きな課題の1つであるとし、著作権は日歯が所有していることを報告。その主たる目的は、歯科技工士と歯科衛生士の人材確保に資するイベントなどで都道府県歯や歯科養成機関での活用を想定。また、映画公開終了後は一般市民にも広く公開するために、動画配信サービスやDVDなどの活用を予定しているとのこと。

　引き続き、堀会長は日歯特別顧問に前・厚生労働省医政局長の武田俊彦氏が2019年1月より就任したことを報告。武田氏のこれまでの経験を活かし、今後、医療全体の中に日歯の歯科医療政策に関する提言など助言をいただくことに期待を寄せた。