さる7月14日（日）、15日（月）の両日、クロスウェーブ梅田（大阪府）において、カムログカンファランス（株式会社アルタデント主催）が「エビデンスに基づくインプラント治療」をテーマに約300名を集め開催された。

　まず、大会長である渡邉文彦氏（日歯大新潟生命歯学部）が登壇し、エビデンスに基づいたインプラント治療の重要性とともに、自分たちでエビデンスをつくっていくことの大切さにも言及し、開会メッセージを述べた。

　本会は2日間にわたって座長4名、演者25名により歯科医師（Dr.）セッション4つ、歯科技工士（D.T.）セッション、歯科衛生士（D.H.）セッション、さらにDr.／D.T.／D.H.のコラボセッションが行われた。

以下にDr.セッションの座長および演者を列挙する。

Dr.セッション1　座長：室木俊美氏（石川県開業）
中川雅裕氏（東京都開業）
田中憲一氏（福岡県開業）
上り口晃成氏（兵庫県開業）
藤関雅嗣氏（東京都開業）
有澤正志氏（高知県開業）

Dr.セッション2　座長：中田光太郎氏（京都府開業）
岩田雅裕氏（岸和田徳洲会病院）
高橋　由氏（東京都開業）
安岡大志氏（大阪府開業）
梅田和徳氏（東京都開業）

Dr.セッション3　座長：高橋　淳氏（福井県開業）
寺崎恵多朗氏（熊本県開業）
町田二郎氏（東京都勤務）
瀬尾尚弘氏（石川県開業）
小松啓之氏（大阪府開業）
吉田　恒氏（和歌山県開業）

Dr.セッション4　座長：榊　恭範氏（福岡県開業）
森田　潤氏（滋賀県開業）
宇毛　玲氏（東京都開業）
鳴神知晃氏（沖縄県開業）
田畑勝彦氏（兵庫県開業）
貞光謙一郎氏（奈良県開業）

Dr.セッションでは、“プランニング”、“外科”、“ペリオ”、“補綴”、“リカバリー”のうちから各演者に割り当てられたテーマで講演が展開された。なかでも前歯部審美領域の治療やデジタル・デンティストリー、超高齢社会におけるインプラント治療に関する講演が目立った。

D.T.セッションではデジタル補綴やMIコンセプトの抜歯即時埋入、D.H.セッションではメインテナンスについて、またDr.／D.T.／D.H.コラボセッションでは、「インプラントを守るうえで歯科衛生士が本音で歯科医師と歯科技工士に聞きたい事!!」と題し、好評を博した。