さる5月29日（土）、オンラインセミナー「医院内DX化への取り組み成功事例～医院の生産性を最大化させる方法～」（株式会社SABU主催、齋藤　篤代表取締役社長）が開催され、定員を上回る120名以上が視聴し盛会となった。

　デジタル技術の活用により企業のビジネスを変革し、デジタル時代にも勝ち残れるように自社の競争力を高めていくことを「デジタル・トランスフォーメーション（DX）」とよばれるが、歯科医院ではいまだDX化が進んでおらず、さまざまな業務での最適化が求められている。そこで、医院内のDX化に成功している歯科医院を例に、各種システム・サービスを導入したきっかけや実際の活用方法などを紹介する目的で本セミナーが開催された。

　まず、蔦川裕来氏、蔦川路子氏（ともに香川県開業）が講演。両氏は歯科医院をDX化する前に抱えていた問題点などを紹介したうえで、DX化を実現することでの3つのメリットとして、1）スタッフが主体的に動く、2）やりたいことに時間が使える、3）診療の質が高まる、を挙げた。その結果、専門性を発揮する業務に使える時間が増え、生産性の向上、さらにはそれが明るい未来につながるとし、歯科医院をDX化することの有用性を説いた。

　その後、医院内DX化ツールの提供側である3氏が講演。歯科予約システム「Apotool＆Box」について牧野光兵氏（株式会社ストランザ）、スマホ動画マニュアル「soeasy buddy for dental」について伊藤彰洋氏（株式会社soeasy）、事務アウトソーシング「SABU」について齋藤氏（株式会社SABU）が解説し、医院内DX化がもたらす多くのメリットを紹介。最後に活発な質疑応答も行われ、本セミナーは盛会裏に終了した。