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2010年11月21日

2010年度東京SJCDハイジニストミーティング開催

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 さる11月21日(日)、浜離宮朝日ホール(東京都)において、「2010年度東京SJCDハイジニストミーティング」が開催され、会場には126名が参集した。2006年に始まった同会は、今回5回目を迎えている。

 まず、小林明子氏(小林歯科医院)による講演「補綴治療後のメインテナンス」が3部にわたり行われた。小林氏は補綴治療とは何か、口腔内の治療歴を見わけたうえでのメインテナンス計画作成の必要性、補綴物の理工学的特徴、補綴物へのPMTCによる影響、各種補綴物メインテナンスのヒントについて講じた。そして「歯科衛生士は技術者や専門職として歯を守るだけでなく、健康という幸せを真剣に求める人々に人生の質を高め、よりいっそう豊かになれるよう支えていく存在ということを自覚して患者さんに向き合うべき」と締めくくった。

 ついで前田千絵氏(鈴木歯科医院)による「拡大視野でのハイジーンワーク~マイクロスコープの活用~」と題するプレゼンテーションが行われた。前田氏は、実際に術部を8~24倍に拡大した映像で歯石が取れるようすなどを投写し、マイクロスコープの有用性と、歯周初期治療、歯周外科、メインテナンス、シャープニングにおけるその活用法について解説した。

さらに原田和彦氏(東京都開業)が座長を務めるなか、秋本千穂美氏(西山デンタルオフィス)による「補綴治療とハイジーンワークの連繋」と題するショートプレゼンテーションが行われた。

 同会はきたる2011年11月6日(日)にも行われる予定。開催情報は東京SJCDのホームページ(http://www.tokyo-sjcd.com/)で順次告知される。