2026年5月号掲載
私の道具箱 ウェアラブル筋電計
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2026年2月号」より抜粋して掲載。
はじめに
睡眠時ブラキシズムは不随意な咀嚼筋筋活動であり,補綴装置の破壊や脱離,咬合性外傷や歯根破折,顎関節症といった顎口腔領域に問題を引き起こす因子と示唆されている.
睡眠時ブラキシズムは,問診,質問票,口腔内所見,臨床所見を基に診断されることが多いが,これらの評価は診断精度が低いことが過去の研究より明らかとされている.研究レベルでは睡眠ポリグラフ検査による筋電計を用いて評価するが,同様の測定機器を日常臨床で用いることは不可能であり,精度が担保された睡眠時ブラキシズムの診断は困難であった.