社会|2026年5月14日掲載
第650回中央社会保険医療協議会総会で承認される
CAD/CAMブリッジが区分C2で保険適用へ
さる5月13日(水)、第650回中央社会保険医療協議会(中医協)総会が開催され、歯科関係医療機器として、CAD/CAMブリッジ用材料である「KZR-CADファイバーブロック シンボー」(YAMAKIN株式会社)について、本年6月から実施される診療報酬改定にあわせて区分C2(新機能・新技術)での保険適用が認められることになった。
本材料は、歯科高分子製補綴装置を製作するため、歯科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニットを用いて切削加工を行うもの。特徴として、補綴治療でのブリッジを行うための、グラスファイバーをフレーム材としたレジンブロックである。歯科用CAD/CAM装置により切削加工し、歯冠補綴装置(CAD/CAMブリッジ)を製作する。
臨床上の有用性および安全性については、既収載品の高強度硬質レジンブリッジの適応は、原則として失活歯のみであったが、本材料は生活歯の支台歯にも使用可能となった。また、高強度硬質レジンブリッジの製作工程が煩雑であることに対して、CAD/CAM冠の切削加工技術を応用することで、煩雑さの解消が図られる。さらに、既収載品の高強度硬質レジンブリッジと比較して、材料強さは同程度であることが確認されている。
適応範囲は、第2小臼歯または第1大臼歯の1歯中間欠損部に対する、ポンティックを含む3歯ブリッジであり、高強度硬質レジンブリッジ(1装置につき)の所定点数を準用して算定する。
昨今の歯科用貴金属価格の高騰への対応として、今回の保険収載が臨床現場にどのような影響を及ぼすのか、今後の動向に注目が集まる。