2026年10月号掲載
Vol.20 歯科と栄養で支えるジュニアアスリート
※本記事は、「新聞クイント 2026年10月号」より抜粋して掲載。
ジュニアアスリートを取り巻く口腔環境
国際競技大会における若年層の代表候補の増加にともない、競技力の向上だけでなく早期からの生活管理・健康管理の重要性も高まっている。近年では全寮制クラブも増え、10代前半で親元を離れて生活する選手も多い。こうした環境では、自立した生活習慣が身についているかどうかによって、口腔衛生状態に大きな差が生じる。
私たちの調査では、2020年の東京オリンピック出場候補ジュニアアスリートのう蝕保有率は49.3%1であり、多数歯う蝕を有する選手も認められた。その背景には、遠征や試合が続く多忙な生活により、セルフケアが不十分になりやすいことが考えられる。