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2022年3月号掲載

『歯医者さんが楽しくなるマイクロスコープのお話。』より

 治療する個所を何十倍にも拡大して見ることができる歯科の最先端装置「マイクロスコープ」(歯科用顕微鏡)。この装置は、歯科医療者にとって「よく見える」だけでなく、患者さんにとっても治療が「よくわかる」ようになるメリットがあります。

●マイクロスコープでより精密に!
 マイクロスコープがもっとも活躍するのが歯の根の治療です。むし歯が広がり歯の内部の神経にまで及んだ場合、痛みをなくすにはむし歯部分はもとより、細菌感染を起こした神経を取り除く必要があります。
 しかし神経は、「根管」という直径1ミリ以下の管の中に詰まっています。根管がどこにあるのか、何本あるのか、きれいに感染部分が除去できているのか。それらを確認する際に、マイクロスコープの拡大視野が大きな力になります。
 また、肉眼で見えにくく、レントゲンにもほぼ写らない極小のむし歯やヒビ割れを見つけるうえでも活用されています。
 メインテナンスにマイクロスコープを利用している歯科医院では、歯石除去の際に歯科衛生士が使用していることもあります。高精度に見えることで、より精密な治療ができるのですね。

●「治療の価値」がよくわかります!
 マイクロスコープのレンズをとおした映像は、外付け、あるいは内蔵のカメラで録画できます。そのため、治療中に必要なシーンを録画し、治療後に映像を患者さんに見ていただくことが可能です。それにはどんなメリットがあるかというと――。
 

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