2025年7月7日掲載
第7回 生活の中で「お口ぽかん」していませんか!?
それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法
第7回 生活の中で「お口ぽかん」していませんか!?
顎関節症と睡眠関連疾患を結びつけるものは?
顎関節症の発症、悪化には睡眠時ブラキシズム(以下、SB)が関係していると考えられている。一方、起床時に症状が強くなるケースだけでなく、夕方から夜にかけて症状が強くなるケースも存在し、その実態には上下歯列接触癖 (Tooth Contact Habit:TCH、弱い力で上下の歯を無意識に持続的に接触させる癖)が関係しているといわれている。
しかし、健常者を対象とした顎関節症とブラキシズムの関係における研究において、最大咬みしめの1割の力で2時間の咬みしめを行わせ痛みの出現状況を調査したところ、咬筋や側頭筋、顎関節に痛みが生じたが、翌日には痛みは消失した。つまりブラキシズムだけでは顎関節症の長期にわたる持続的な症状を説明することができず、他に危険因子が存在すると考えられる1。