トピックス 2009年8月27日掲載 「国民歯科医療のあるべき姿委員会」、ワーキンググループ設置へ <font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font> 後で読む さる8月27日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。 会見では、近藤勝洪副会長より大久保執行部の公約の1つである「国民歯科医療のあるべき姿委員会」の第2回目となる委員会が8月19日(水)に開催され、ワーキンググループ(以下、WG)を設置したことが報告された。 本委員会は、あるべき歯科医療を実現するうえでの診療報酬制度のあり方と歯科医療費の財源を検討することを目的とし、メンバーも歯科医師で構成されている。今回設置されたWGでは、(1)歯科診療報酬体系(2)地域医療・介護連携(3)歯科医業経営、3つの分野に分かれて検討が行われる。2010年9月までには一定の成果を示す考え。以下に国民歯科医療のあるべき姿委員会の委員およびWGのメンバーを示す(敬称略)。★はWGのリーダー。 「国民歯科医療のあるべき姿委員会」 委員長:山下喜世弘(香川県) 副委員長:梅村長生(愛知県) 委員:遠藤秀樹(福島県)、小幡 純(東京都)、高橋英登(東京都)、豊嶋健治(香川県) 、北川博一(東京都) 関係役員:大久保満男(日歯会長)、近藤勝洪(日歯副会長)、村上恵一(日歯専務理事)、渡辺三雄(日歯常務理事)、森岡俊介、堀 憲郎(いずれも日歯理事) オブザーバー:笹井啓史(日歯嘱託)、柳沢智仁(日本歯科総合研究機構研究員) 「歯科診療報酬体系WG」 ★小幡 純(委員)、北川博一(委員)、野田高史(愛知県)、冨山雅史(東京都) 「地域医療・介護連携WG」 ★遠藤秀樹(委員)、神田 貢(兵庫県)、佐藤 保(岩手県)、花木雅洋(愛知県) 「歯科医業経営WG」 ★高橋英登(委員)、吉田全孝(愛知県)、小島静二(東京都)、家田隆弘(東京都) つぎに、宮村一弘副会長より8月26日(水)に大久保執行部のもう1つの公約である「生きがいを支える国民歯科会議」(仮称)の第1回目を開催したことが報告された。有識者の外部委員と歯科医療関係者の内部委員で構成される本会議では、委員である大島伸一氏(国立長寿医療センター総長)が座長に選任され、大久保会長によるプレゼンテーション後には高齢社会のなかでの歯科の役割のほか、活発な意見が出されたとのこと。大久保会長は本会議について、「単なる報告書を出して終わりではなく、最終的にはシンポジウムの開催や、一般書店に置けるような1冊の本にまとめたい」と述べた。以下に会議の委員およびメンバーを示す(敬称略、50音順)。 【委員】 秋元秀俊(医療ジャーナリスト) 阿南 久(全国消費者団体連絡会事務局長) 猪谷千春(8020財団名誉会長) 伊藤玄二郎(かまくら春秋社代表) 大島伸一(国立長寿医療センター総長) 笹川陽平(日本財団会長) 田中一哉(国民健康保険中央会理事) 辻 哲夫(東大高齢社会総合研究機構教授) 濱本英輔(株式会社ロッテ顧問) 福原義春(資生堂名誉会長) 藤重貞慶(日本歯磨工業会会長) 星 旦二(首都大東京大学院教授) 前野一雄(読売新聞東京本社編集局編集委員) 松井宏夫(日本医学ジャーナリスト協会副理事長) 松尾幸造(シェ松尾代表取締役) 松田喬和(毎日新聞論説室専門編集委員) 松谷満子(日本食生活協会会長) 茂木 守(全国農業協同組合中央会会長) 山口 建(静岡がんセンター総長) 渡辺俊介(日本経済新聞社論説委員) 【内部関係委員】 江藤一洋(日本歯科医学会会長) 金澤紀子(日本歯科衛生士会会長) 中尾 眞(日本歯科商工協会会長) 中田郁平(日本学校歯科医会会長) 中西茂昭(日本歯科技工士会会長) 中原 泉(日本私立歯科大学協会会長) 【オブザーバー】 飯嶋 理(静岡県歯科医師会会長) 上原裕之(NPO法人シックハウスを考える理事長) 高嶺明彦(沖縄県歯科医師会) 田沼敦子(千葉県歯科医師会) 富野 晃(北海道歯科医師会)