2015年11月12日掲載
猪谷千春氏が名誉顧問に就任
日本体育協会公認スポーツデンティスト協議会が発足
総会後には発足式が開催され、猪谷名誉顧問は挨拶の中で、2歳から現在にいたるまでの82年間にスポーツ競技や行政に関わってきたことについて触れながら、スポーツと歯の関係に興味をもった理由について、幼少時の体験を披露。スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮するための歯の重要性について歯科関係者から学んだことを紹介した。また、「日本オリンピック委員会は、2020年の東京オリンピックに向けて、30個以上の金メダルを取る大きな夢を掲げている。ぜひ選手には歯をしっかりケアしていただき、目標以上のメダルを取ってほしい」と述べ、本協議会を含めた関係者のさらなる協力を求めた。
その後、安井氏による記念講演「日本のスポーツ歯科の未来」が行われ、歯科領域からスポーツ選手のパフォーマンス向上を積極的に図る戦略の重要性を強調したほか、スポーツ歯科医学関係者の相互連携によるトップアスリートを支援する組織づくりなどの課題について述べた。