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学会|2022年1月6日掲載

(一社)日本総合歯科学会

第14回総会・学術大会、Webにて盛会裡に終了

コロナ禍における総合歯科学のあり方に関して活発な討論がなされた。
コロナ禍における総合歯科学のあり方に関して活発な討論がなされた。
 2021年10月29日(金)から11月6日(土)にかけ、第14回日本総合歯科学会総会・学術大会(紙本 篤大会長、古地美佳準備委員長、関 啓介実行委員長、鳥井康弘理事長)が「ポストコロナ×総合歯科学」のテーマのもと、Web開催された。オンライン上には210名が参加し、ポスター発表は計33題と活発な討論が行われた。

 研修歯科医による若手ポスター発表は10演題あり、審査の結果、最優秀若手ポスター賞は田中理生氏(大阪歯科大学)、優秀若手ポスター賞は藤井美景氏(九州歯科大学)、信太実有氏(九州大学)、高野日南子氏(日本歯科大学新潟病院)が受賞した。また従来の優秀口演はポスター発表形式に変更され、優秀ポスター賞として張 君瑋氏(日本大学)が受賞した。

 動画講演では、「コロナ禍における総合歯科医療の実践」をテーマとしたシンポジウムが行われ、新田 浩氏(東京医科歯科大学)、森田浩光氏(福岡歯科大学)、岡本佳明氏(広島県開業)の演者らより、それぞれの立場や視点に基づいた臨床上の取り組みや最新情報が提供された。教育講演「ニューノーマルにおける口腔健康管理の重要性―口腔と呼吸器疾患との関連性―」では、今井健一氏(日本大学)よりコロナウイルス感染症と口腔には密接な関連性があるという示唆と問題提起がなされた。また特別講演「新たな歯科需要と総合歯科的な専門医」では、柳川忠廣氏(日本歯科医師会副会長)より詳細な解説がなされた。

 期間中何度でも視聴可能な配信によって、コロナウイルスと歯科医療の未来を考察する有意義な大会となった。

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