2023年10月29日掲載

元ザ・リッツ・カールトン日本支社長の高野 登氏を招聘

Interdisciplinary Human Therapy(IHT)、10Xとコラボセミナーを開催

Interdisciplinary Human Therapy(IHT)、10Xとコラボセミナーを開催
 さる10月29日(日)、Interdisciplinary Human Therapy(以下、IHT、渡邉泰斗代表)によるセミナーが、「社会人基礎力を10X思考する―これからの歯科医院組織論を歴史から紐解く―」をテーマに、日本大学歯学部本館(東京都)およびWeb配信にて開催された。若手歯科医師の教育プログラム10X(築山鉄平代表)とのコラボレーションによる開催で、現地には約30名、オンラインには約30名が参加し盛会となった。

 2020年に10Xの卒業生を中心に設立されたIHTは、“人を診る”に重点をおいて活動する若手のスタディグループ。臨床だけではなく、多職種連携により患者自身のビジョンに寄り添う医療の提供を目標に掲げ活動している。主催者挨拶で渡邉氏は、「社会人基礎力は、このコロナウイルスのまん延を経て、より重要になると考えている。臨床は、つねに人と人との関係が中心であり、本日のセミナーで先生方がより質の高い歯科医療を提供できるきっかけになれば」と述べた。

 その後、高野 登氏(人とホスピタリティ研究所代表)が講演。高野氏は、ザ・リッツ・カールトン日本支社長を務めた実体験をもとに、サービスを超えたホスピタリティを実現するためのリーダーや従業員の心のあり方について解説。特に組織のリーダーの資質について、「会社の体質を変えるにはリーダーが率先して行動するしかない」と述べ、講演の最後には「若い経営者にはぜひ夢を語ってもらいたい」と呼びかけた。

 その後、今林大輔氏(福岡県開業)が、歯科医院におけるチームビルディングについて講演。今林氏は、チームビルディングが必須な歯科医院運営を円滑に行うためには、メンバーの価値観の多様性を認めることや、チームのビジョンを明確化することなど、具体的方策を解説した。

 最後に、参加者一同でワークショップ形式のディスカッションを行い、異なる意見のなかからでもヒントを得ようとする熱意にあふれたまま閉会した。

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