社会|2025年6月2日掲載

「白い歯 健康ライフの道しるべ」をテーマに11,380名が来場

第48回九州デンタルショー2025が開催

第48回九州デンタルショー2025が開催

 さる5月31日(土)、6月1日(日)の両日、マリンメッセ福岡A館(福岡県)において、第48回九州デンタルショー2025(〔公社〕福岡県歯科医師会、福岡県歯科用品商組合主催/〔一社〕福岡県歯科技工士会、〔一社〕福岡県歯科衛生士会、九州歯科用品商協同組合協賛/〔一社〕日本歯科商工協会、日本歯科用品商協同組合連合会後援)が「白い歯 健康ライフの道しるべ」をテーマに掲げて開催された。

 2日間にわたり、11,380名(歯科医師2,842名、歯科技工士943名、歯科衛生士2,558名、歯科助手558名、商工業者3,552名、同伴者927名)の歯科関係者が来場した。

 生涯研修会場では2日間にわたり、現在の歯科界の潮流を反映したテーマ24題が取り上げられた。近年デジタルデンティストリーを意識した講演に注目が集まるなかで、今年は周辺のマテリアルも含め接着修復にかかわる補綴分野の演題が多く、基本治療のレベルアップを図るような講演も複数題見受けられた。

 本年度は、出展企業142社、5大学、7専門学校、3団体の合計157店ものブースが出展した。また、昨年に引き続き九州の歯科大学5校(長崎大学、鹿児島大学、九州大学、福岡歯科大学、九州歯科大学)すべてのブースが設置された。出展企業の展示ブースでは最新機器や材料が数多く展示され、ブース内セミナーに加えてワークショップやデモンストレーションといった臨場感のあるイベントも関心を集めていた。

 なお、福岡県歯科技工士会のブースには、今年4月よりデザインが一新された日本歯科技工士会の広報誌「日本歯技」の展示に加えて登場キャラクターを用いた垂れ幕とのぼりが初披露されたほか、出展企業より販売されているスクラブを着用したモデルによるファッションショー&メイクアーチストによる女性向けの実演メイクセミナーの開催など、歯科界に新たな風を吹き込もうとする取り組みも盛況となっていた。DX化された九州発となる運営システムが各地のデンタルショーに広がりつつあり、企画や運営に創意工夫が凝らされていることから、時代の最先端をいくデンタルショーとして今後も注目したい。

 次回はきたる2026年5月30日(土)、31日(日)の両日、マリンメッセ福岡A館(福岡県)において開催される予定である。

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