政治|2025年6月13日掲載

高橋執行部、2年間の任期を総括し2期目へ

日歯、第205回定時代議員会を開催

日歯、第205回定時代議員会を開催

 さる6月12日(木)、13日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(高橋英登会長)による第205回定時代議員会が開催された。

 開会後、高橋会長は挨拶のなかで2年間にわたる執行部で実施した事業について、トリプル改定への対応やタスクチームの設置、令和6年能登半島地震への対応、若手歯科医師へのアプローチなど、資料を示しながら任期を総括した。

 引き続き、来賓挨拶では太田謙司氏(日本歯科医師連盟会長)がきたる7月20日に投開票が予定されている参議院選挙への対応について述べ、住友雅人氏(日本歯科医学会会長)は6期12年にわたる任期を終えるにあたり、会員らに感謝の意を示した。また、柘植紳平氏(日本学校歯科医会会長)は、経済財政運営と改革の基本方針2024(いわゆる骨太方針)の中に「歯科保健教育」の文言が明記されたことなどについて活動の成果を振り返った。

 続いて各担当者より、中医協関係報告や社会保険関係報告、予算決算特別委員会報告などが資料をもとに行われた。決議事項では、第2号議案「理事選任の件」、第3号議案「外部理事選任の件」、第4号議案「監事選任の件」、第5号議案「外部監事選任の件」など全9議案が上程され、すべての議案が承認された。なかでも第4号議案「監事選任の件」では、定員2名に対して4名が立候補し、野村和男氏(高知県)と浅野正樹氏(東京都)が投票の結果、当選した。

 その後は2日間にわたり、地区代表事前質問7題と個人事前質問24題に対する答弁が行われた。なかでも喫緊の課題として、人口減少にともなう人材確保への対策や入会促進対策などに注目が集まっていることがうかがえ、歯科の社会的評価をさらに高めるための具体的な戦略やプランについて意見を求める場面も見られた。

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