政治|2025年6月13日掲載
高橋執行部2期目がスタート、女性初となる専務理事に伊藤智加氏が就任
日歯、新役員執行部を発表
さる6月13日(金)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、高橋英登会長)による新役員就任記者会見が開催された。
前日に開催された第205回定時代議員会で選任された2期目となる高橋執行部は、代議員会終了後に開催した第1回理事会にて役職・所管を決定した。会見では伊藤智加専務理事による役員の紹介後、各役員から抱負と決意が述べられた(任期は同代議員会終結時から2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時代議員会の終結時まで)。
高橋会長は会見の中で、計画通りに進められた政策もあったものの、積み残した課題もあると1期目を総括。そして、材料費や光熱費、スタッフの人件費などの経営状況をひっ迫させている物価高騰分をカバーするだけの診療報酬が得られていないことや医療DX対応への難航もあいまって歯科医院の閉院が増加している現状を整理し、「会員が安心して歯科医療を提供できる歯科界の実現にむけて精進したい」と所信を述べた。また、その他理事の表明では、複数名が国民皆歯科健診の実現に、向けてアピールした。なお、専務理事に女性初となる伊藤智加氏が抜擢された。以下に、新役員と所管業務を示す(敬称略)。
【会長】
高橋英登
【副会長】
藤田一雄(学術・国際渉外、学会、会計、厚生会員、研究機構)
瀬古口精良(総務、地域保健Ⅰ・Ⅱ、医療管理・税務、広報、シンクタンク)
内堀典保(社会保険、情報管理、器材薬剤)
【専務理事】
伊藤智加(総括)
末瀨一彦(学術・国際渉外、学会)
松尾 健(厚生会員)
野村圭介(地域保健Ⅱ)
寺島多実子(医療管理・税務)
大杉和司(社会保険)
山本秀樹(地域保健Ⅰ)
伊藤明彦(総務、会計)
辻坂智矢(広報)
小野寺哲夫(情報管理、器材薬剤)
【理事】
坂本直幸(総務)
小野沢真一(社会保険)
吉田英二(地域保健Ⅰ・Ⅱ)
髙瀬裕志(地域保健Ⅰ・Ⅱ、社会保険)
佐藤敬司(社会保険、広報)
吉野耕司(情報管理、器材薬剤)
上田真三(会計、厚生会員)
門司達也(医療管理・税務)
近藤紀之(学術•国際渉外、学会)
岡本美世子*外部幹事
【常務監事】
野村和男
【監事】
浅野正樹
井上惠司*外部幹事