最新歯周治療アプローチ 1Day セミナー開催

　さる12月14日（日）、トラストシティカンファレンス丸の内（東京都）において、最新歯周治療アプローチ 1Day セミナー（クロスフィールド株式会社主催）が開催された。会場には定員となる120名が集まり、盛会となった。

　講師のヤン・デークス氏（イエテボリ大学歯周病学講座准教授、学科長）は、午前は「臨床症例を通じた非外科的歯周治療について」、午後は、「インプラント周囲疾患における臨床的課題」を前後編に分けて解説した。この講演で、歯周病の治療において1歯ごとに診断を行うこと、歯科衛生士による歯周基本治療の果たす役割、インプラント周囲炎で重要となる炎症のある部位の感染管理などについて、臨床症例やEFP（ヨーロッパ歯周病連盟）の臨床ガイドラインと、その基になるエビデンスをもとに解説された。

　昼休憩にはクロスフィールド株式会社による「歯科衛生士によるTePe製品ランチョンセミナー」が行われ、その後は西尾いづみ氏（D-WESTAIL合同会社代表、歯科衛生士）による歯科衛生士セッション「歯周病とインプラント患者さんのセルフケアを見直す―歯科衛生士の視点から」が行われるなど、歯科医師、歯科衛生士がともに歯周治療やインプラント周囲炎について考える貴重な機会となった。