社会|2025年12月23日掲載
1日で計20名が登壇し、矯正やエンドなど多岐にわたるテーマで語られる
Swans Tokyo開催
さる12月21日(日)、TKP東京駅カンファレンスセンター(東京都)において、Swans Tokyo(主催者:白鳥清人)が約35名を集め開催された。
Swans Tokyoは、以前は「白鳥勉強会」とよばれていたもので、もともと静岡県三島市の白鳥歯科の内々の勉強会として10名程度で発足したものである。白鳥氏(静岡県開業)を中心とする定例勉強会や通年コースの受講生などで徐々に仲間の輪を広げ、昨年から“Swans Tokyo”として再スタートした。新進気鋭の30代の若手から経験豊富なベテラン歯科医師まで幅広い年齢層が所属し、また得意とする診療科目のバリエーションも多彩である。
今回は計20名が登壇。1名あたり20分のもち時間で15分の発表と5分のディスカッションを繰り返すが、最後を飾る主催者・白鳥氏だけは1時間程度の持ち時間となった。
以下に発表者を登壇順に示す。
平野琢起氏(大阪府開業)、北條弘明氏(東京都開業)、嶋崎 宏氏(東京都勤務)、松下純也氏(愛知県勤務)、瀧口博也氏(兵庫県開業)、田村 大氏(神奈川県開業)、長谷川幸生氏(静岡県開業)、池田洋之氏(東京都開業)、井上高暢氏(東京都勤務)、奥山雅人氏(埼玉県開業)、加藤礼朗氏(神奈川県勤務)、渋井 謙氏(東京都勤務)、菊池健志氏(茨城県開業)、難波正英氏(神奈川県開業)、長谷川 慶氏(静岡県開業)、新海 誠氏(埼玉県開業)、井原雄一郎氏(東京都開業)、新谷武史氏(群馬県開業)、雨宮 啓氏(神奈川県開業)、白鳥氏。
テーマは、矯正、エンド、顎咬合、骨造成など、インプラントに限らず多岐にわたり、質疑応答の際には根管治療をどこまで行うかなど活発な議論が行われた。
最後の白鳥氏は、審美領域において天然歯とシンメトリーになるようインプラント治療を行った症例を供覧しながら長期安定のためにはインプラントポジションがもっとも重要であると話し、骨造成の際には最近はおもに吸収性メンブレンのNOVAMagを使用しているとした。また、無歯顎のケースについてもふれ、ザイゴマインプラントはあくまで治療選択肢のひとつであり、検査・診断を十分に行い、むやみにチャレンジするものではないとした。