社会|2026年1月27日掲載

「これまでの10年、これからの10年」をテーマに約400名が参集

10th Greater Nagoya Dental Meeting開催

10th Greater Nagoya Dental Meeting開催

 さる1月24日(土)、25日(日)の両日、中日ホール&カンファレンス(愛知県)において、Greater Nagoya Dental Meeting第10回記念大会(飯田吉郎大会長)が「これまでの10年、これからの10年」をテーマに開催された。本会は、2017年に「名古屋から世界へ」を合言葉に立ち上げられたミーティングで、全国から約400名が参集した。

 今回は計2日間開催され、以下の講演が順に展開された。

【1日目】
SSRGセッション「Next Speakerを探せ!」
演者:丸山 優氏(愛知県勤務)、幸田洋明氏(愛知県勤務)、前迫真由美氏(愛知学院大学歯学部保存修復学講座助教)、若杉俊道氏(愛知県開業)、飯田悠介氏(愛知県勤務)
セッション1「インプラント周囲炎の理解と対応~これまでとこれから~」
座長:飯田吉郎氏、松浦貴斗氏(ともに愛知県開業)/演者:石川知弘氏(静岡県開業)、大月基弘氏(大阪府開業)
セッション2「Road to Yokohama ビデオコンテスト上位入賞者6名による口頭発表」
司会:吉木雄一郎氏(愛知県開業)、飯田悠介氏

 1日目はSSRGセッション、セッション1、2が開催。セッション1では、インプラント周囲炎は術式選択にとどまらず、診断力と戦略性が長期予後を左右することが明確に示された。石川氏の講演からは、病変や骨欠損形態、インプラントポジション、患者背景などを総合的に評価し、保存・再建・撤去を判断する思考プロセスが具体的に解説された。

 なお、セッション2における最優秀者として木村慶宏氏(愛知県開業)が選出され、表彰が行われた。きたる2027年10月開催予定の第10回日本国際歯科大会(クインテッセンス出版主催)に登壇予定となっている。

【2日目】
セッション3「補綴修復のトレンドと未来像」
座長:吉木氏/演者:青島徹児氏(埼玉県開業)、岩田 淳氏(兵庫県開業)、南野卓也氏(大阪府開業)
セッション4「口腔機能低下症を支える高齢者歯科医療のパラダイムシフト」
座長:安藤壮吾氏(愛知県開業)/演者:鈴木宏樹氏(医療法人福和会高齢者診療部部長)、松村香織氏(公立八女総合病院歯科口腔外科部長)
セッション5「歯周組織再生療法の挑戦と進化―10年の歩みとこれからの未来予想図―」
座長:相宮秀俊氏(愛知県開業)/演者:北島 一(静岡県開業)、尾野 誠氏(京都府勤務)、小川雄大氏(東京都開業)
セッション6「月星家の自家歯牙移植―進化の過程と未来の展望―」
座長:月星太介氏/演者:月星光博氏、月星陽介氏(すべて愛知県開業)
DHセッション1「デンタルX線写真から読み解く読影と診断」
演者:斎田寛之氏(埼玉県開業)
DHセッション2「歯科衛生士の臨床力~SRPにおける根面触知の真価~」
演者:片山奈美氏(歯科衛生士、埼玉県勤務)
セッション3「ペリオ心理学~心理学を応用した“伝わる!”歯周基本治療」
演者:鈴木隆太郎氏(愛知県開業)
セッション4「DHが知っておきたい、臨床で活かせる全身疾患の検査値」
演者:菊池友香氏(フリーランス歯科麻酔科医)
セッション5「じぶん改革・2026~いま必要な5つの力~」
演者:柴原由美子氏(長崎県勤務、ライフセラピスト)
司会・座長:近藤智裕氏(愛知県開業)、西尾いずみ氏(歯科衛生士、D-WESTAIL代表)

 2日目には前日に続きセッション3~6、およびDHセッション1~5が開催。特にセッション6の月星光博氏の講演では、約40年の自家歯牙移植の臨床経験と長期症例をもとに、その成功因子と限界を整理し、失敗症例も含めて自家歯牙移植の本質的価値を提示した。また、デジタル技術をなどはあくまで手段であり、時間軸と生物学的理解に基づく治療選択の重要性が強く示された。

 その他にも、協賛企業36社による企業展示や学生技工コンテスト、ランチョンセミナーなどが行われ、第10回記念大会を迎える本会にふさわしい盛会ぶりとなった。

 次回の第11回 Greater Nagoya Dental Meetingは、きたる2027年1月に開催予定である。

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