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令和2年度診療報酬改定、歯科はプラス0.59%

2020年2月号掲載

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令和2年度診療報酬改定、歯科はプラス0.59%

日歯臨時記者会見

記者会見でコメントする堀 憲郎氏。
記者会見でコメントする堀 憲郎氏。
 2019年12月18日(水)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(堀 憲郎会長)による臨時記者会見が開催された。本会見は、12月17日(火)に政府が令和2年度診療報酬改定における改定率を決定したことを受けて開催されたもの。

 堀会長は今回の改定について、「国民の健康寿命の延伸に向けて議論を重ねてきた取り組みの推進には十分とはいえない結果。今改定でも薬価引き下げ財源が一部しか診療報酬本体の財源に充てられず、過去3回の改定に引き続きネットマイナス改定となったことは、求められている質の高い歯科医療を円滑に提供する視点からは大きな問題であり、歯科医療機関の健全な経営を確保するためにも、薬価引き下げ財源は診療報酬本体に全額充てることを引き続き訴えていきたい」と述べた。その一方で、厳しい財政状況のなかで前々回改定並みの財源確保に尽力した国会議員や日本歯科医師連盟などの関係者に感謝の意を示した。

 引き続き、社会保険担当の林 正純常務理事より、今回の改定に関する基本的な考え方として、「かかりつけ歯科医」による予防・治療・管理が一体となった歯科医療の提供のための制度設計、口腔機能低下へのさらなる取り組みの推進、周術期等口腔機能管理の推進に向けた医科歯科連携のさらなる推進などが示された。下記のとおり、今回の改定率を示す。